絢辻かなたさんを擁護する
この記事ではいまだに続く絢辻かなたさんへの非難や人格攻撃に一つ一つ理由を挙げて反論していきます。
抗議呼びかけの是非について
絢辻かなたさんが円谷プロ・トリガーのフォーム(記入窓に文書を書き込む式)の問い合わせページへのリンクを貼り意見を伝えるように呼びかけた行為について「民業圧迫」「業務執行妨害」「犯罪行為」「絢辻かなたはフェミニストの余命」などと非難する声がありますが誤りです。その理由を三つ挙げます。
https://twitter.com/SSSS_GRIDMAN/status/1057466387407355904
https://twitter.com/SSSS_GRIDMAN/status/1057466387407355904?s=20
絢辻かなたさんはこの公式の抱き枕カバーを批判した。さらに、ツイッターで円谷プロ・triggerの問い合わせフォーム(記入窓に文書を書き込み式)のリンクを張り意見を伝えるように呼びかけた。これが、絢辻さんに非難が殺到するきっかけとなった。
絢辻かなたさんが抗議をツイッターで呼びかけたときに張った二つのリンク。リンク先は円谷プロとtriggerのフォーム(文書を記入窓に書き込む式)の問い合わせページ
円谷プロ https://www.tsuburaya-prod.co.jp/contact/customer/other/
trigger http://st-trigger.co.jp/contact/
絢辻かなたさんが行った上の行為を「民業圧迫」「威力業務妨害」「絢辻かなたはフェミニストの余命」などと非難するツイートを今も見かけますが誤りです。理由は三つあります。
一つ、絢辻さんの行為を否定する根拠は円谷プロ・トリガーの二社が被る損害に求められなければなりません。しかし、絢辻さんは2社に損害を与えていません。
二つ目、絢辻さんがツイートに這ったリンクはフォーム(文書を記入窓に書き込む式)の問い合わせページです。文書データはそれほど負荷がかからないのではないでしょうか?また、問い合わせページの注意書きにもあるように問い合わせに応じるかどうか?また、批判に応じるか?いつ応じるか?はあくまで企業側が決定できます。問い合わせページにもその旨の注意書きがあります。
三つ目、余命三年時事日記なるブロガーが扇動した弁護士大量懲戒請求事件は対象が企業ではなく弁護士個人です。また、懲戒請求には
「
弁護士に対する懲戒の種類は、次の4つです(同法57条1項)。
- 戒告(弁護士に反省を求め、戒める処分です)
- 2年以内の業務停止(弁護士業務を行うことを禁止する処分です)
- 退会命令(弁護士たる身分を失い、弁護士としての活動はできなくなりますが、弁護士となる資格は失いません)
- 除名(弁護士たる身分を失い、弁護士としての活動ができなくなるだけでなく、3年間は弁護士となる資格も失います)」https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/petition/chokai.html より
弁護士個人の職を失わせることすらできる力のあるものです。それとは違ってフォーム(記入窓に文書を書き込む式)の問い合わせページのリンクを貼るとともに批判を呼びかける行為はそのような力を持ちません。それどころか企業は批判をすべて無視することだってできます。
netgeelの記事について
http://netgeek.biz/archives/130218 が絢辻さんを非難する内容の一つ一つを検証します。
絢辻さんは自己顕示欲の塊?→NO
netgeekの記事では絢辻かなたさんのあるツイートを自己顕示欲溢れる自慢話と非難しています。そのツイートの内容はこれです。
「#九州の男尊女卑 中学時代、学年一位の成績をとり続けていたら教師に呼び出されて一言。「男子のためにもそろそろ手を抜いてあげてほしい」」2018年8月19日
上のツイートに対して「天才?努力の天才?」というリプライが付く。絢辻さんはそれに反応して「成績評価、オール5しかとったことないんですよね…ただの勉強好きだと思いますがありがとうございます。」と答えています。
まず、最初のツイートは#九州の男尊女卑 を告発するタグでのエピソードとして紹介されています。主眼は自分が合った理不尽な経験にあるのであって当時の成績はエピソードを語る上で必要だったから述べたのだと思います。
さらに、2つ目のツイートも「天才?」と問うリプライに返事をしているだけです。「ただの勉強好きだと思いますが」と謙遜もしています。
https://togetter.com/li/1430667
絢辻かなたさんがNHKの職員を騙りネットでお金を集めた?→NO
https://twitter.com/finalflash20/status/1058907454887448577?s=21
・https://www.pixiv.net/fanbox/creator/29325119
絢辻かなたさんがテレビ局ディレクターを名乗りピクシブネットで金銭的な支援を呼びかけたことを非難して「詐欺的な行為」などと非難しているツイートがありますが誤りです。
実際にピクシブネットでの絢辻さんの文章を見ればわかるように、これは絢辻かなたさんが映像編集技師として独り立ちする目標のためのものです。テレビ局の事業を騙ってお金を集めているわけではありません。
絢辻さんはNHKの職員ではない?→不明
絢辻さんがNHKの職員を騙っているとしてその根拠に職員証の色が薄い青であることを述べています。netgeekの記事によるとネット上でNHK関係者と名乗る方がそれを証言したらしいです。しかし、その証言がネット上のどこでいつ誰によってなされたのか?記事中では紹介されていません。その方が本当にNHKの関係者なのかわからない限り証言の信憑性をはかれません。
https://news.yahoo.co.jp/byline/aizawafuyuki/20190514-00125962/ 確かに、この記事に相澤元NHK記者の職員証は黄色です。しかし、薄い青だとどうしてNHKの職員でないといえるのでしょうか?
色が違うだけでデザインも文体も相澤記者のそれと同じだと思います。水の波紋みたいな紋様と日本放送協会の文体・ハンコの押されている位置・顔写真との距離感・日本放送協会の文字の一つ一つの間まで完全に一致しているように思います。違うのは色だけ。単純に色違いもあるのでしょう。
絢辻かなたさんと女性X
・絢辻かなたを女性Xだと断定して女性Xに対して人格攻撃・誹謗中傷をする書き込みやツイートがあります。このぬまきち@obenkyounuma というツイッターアカウントもその一例です。現在に至るまで女性Xが絢辻かなたさんであるという確たる証拠はありません。絢辻かなたさんと女性Xでは年齢・家族構成などで相違点があります。
・女性Xに対しては今も5チャンネルの掲示板やツイッターなどで人格攻撃・誹謗中傷の書き込みが残っています。また、絢辻かなたさんはかねてから殺害予告や強姦予告を受けていました。女性Xが根拠なく絢辻かなたさんだと断定された今、女性Xにも脅かされています。ぬまきち@obenkyounuma のようなツイートを残しておくのは危険です。
絢辻かなたさんを騙る偽アカウント
netgeek の記事の最後に(kanata_ayatsuji)というアカウントのツイートが載せられています。これは、絢辻かなたさんの偽物のアカウントである可能性が高いです。
まず、絢辻かなたさんのアカウントは(kanata_ayatsuzi)です。しかし、このアカウントのユーザー名は(kanata_ayatsuji)となっています。
さらに、一人称も違います。絢辻かなたさんは自分を「僕」と呼んでいました。しかし、このアカウントは「私」となっています。絢辻さんの「僕」という一人称は性的指向などが背景にあると思われます。大切なアイデンティティの一部である一人称をそう簡単に変えるでしょうか?
https://twitter.com/kanata_ayatsuji/status/1060392218853236736?s=20
↓ 事件から一か月後、突如偽アカウントがツイートした内容がこれ。コメント欄は大喜利状態に。
https://twitter.com/kanata_ayatsuji/status/1072402956413210625?s=20
絢辻さんは生きている?→不明
netgeek で紹介されているこのツイート主さんは絢辻さんのサブアカウントである(hotaru_yukizi)に彼女のお友達がリプライしていたことを根拠に絢辻さんが生きているとしています。しかし、この絢辻さんのサブアカウントは鍵アカウントですから(hotaru_yukizi)のツイートが絢辻さんの訃報前に行われたのか?それとも、訃報後に行われたのか?がわかりません。よって、この方が報告している事実からは絢辻さんが訃報後にも活動していたのかどうかは判断できません。ちなみに、この(hotaru_yukizi)も訃報後に消されています。
絢辻かなたさんはうそつき?→NO
11歳の時にあった壮絶ないじめについて
https://twitter.com/SutePhan218/status/1059834197433475073?s=20
このツイート主は絢辻かなたさんの話を何の確証もなく嘘と断定しています。絢辻さんがあったいじめの体験談が壮絶なため信じられないようです。
「雑巾のすすぎ汁が入ったバケツに頭を押し付けられたから溺死しないように飲み干したことがある。いつ死んでも不思議はないぐらいのトラウマ抱えてる」
「11歳の時相似の時間中に廊下で、絢辻さんは羽交い絞めにされてゴキブリホイホイの脇で死んでいたゴキブリの死骸を口にねじ込まれ、鼻をつままれた被害に遭ったことがあるという。「味はもうわからない。触感が邪こじゃこしていて気持ち悪かった。」
絢辻さんを嘘つき呼ばわりされる方はこの二つの被害をあり得ないことだと思っているらしいです。しかし、たとえ小学生であっても残酷ないじめや傷害事件はります。
柿沼昌芳(2007)『学校が訴えられる日 いじめ裁判から見えてくる学校の責任』では、小学生による暴行事件や過激ないじめ事件の判例をいくつも挙げている。
p54「一郎君は、転校した小学校でいじめの標的にされていた。昼休みの教室で約20分間にわたって、10名を超えるクラスの児童たちから集団で暴力を振るわれたり、ロッカーに閉じ込められたりなどされた。その結果、全治五日間を要する両膝打撲、両足関節座礁の損害を負ったうえ、不登校になったことに対して、学校を設置している町と加害児童の親に対して慰謝料などの支払いを要求した事件である。(金沢地裁 1996・10・25『判例時報』1629号」
「抗しきれない一郎君が中に入ると、三、四人の児童がロッカーの戸を抑えて一郎君を狭いロッカーの中に閉じ込めて、外側から蹴ったり叩いたり脅かしたため、一郎君はロッカーの中で鳴きだした。」
p31「京都府の小学生甲野君が、暴行、いじめを受けたことについて、甲野君と両親は、加害生徒のK,M,Nに対し、暴行脅迫などにつき不法行為に基づく損害賠償および粗野な言動の差し止め、暴行などにつき不法行為に基づく損害賠償を求め…(中略)小学六年生になって(中略)3人が、甲野君に対して、靴や体操服を隠したり、リコーダーを捨てたり、自転車をパンクさせたり、暴行を加えるなどのいじめを行った。(中略)1月22日、KとMは、帰宅途中の甲野君を待ち伏せし、Mが後ろから押さえつけ、二人係で押し倒し、頭や顔を踏みつける暴行を加えた。そのあと甲野君は学校に戻って、保健室で治療を受けた。(中略)KはNに「甲野君を刺したる」と言って彫刻刀を借りていった。(京都地判2005・2・22・『判例地方自治』271号」
訃報を装っている可能性について→そうだとしても全く問題ない
絢辻さんの訃報を「嘘つき」「命を粗末にするな」「自分の命を使って叩きたいだけだろ」などと非難する方がいますが誤りです。筋違いにもほどがあります。
まず、事実として絢辻かなたさんは「殺害予告」「強姦予告」を受けていました。
そして、その状態で絢辻かなたさんの個人情報を晒すように呼びかけるアカウントが現れました。さらに、11月2日に日本放送協会に勤めるある女性が絢辻かなたさんだと根拠なく断定されました。この女性Xは絢辻さんが受けていた「殺害予告」「強姦予告」の脅威を被ることになったのです。この方の顔と名前を晒して人格攻撃を加える掲示板は今も残っています。
そのような危険な状態で、絢辻かなたさんが「死」を装って幕引きを図ったとしても何の問題もありません。絢辻かなたさんが責められる筋合いは法律的にも道徳的にもないです。
絢辻さんが受けていた被害については詳しくは https://togetter.com/li/1428441?page=4 でまとめています。
絢辻さんはNHKの力を利用して円谷プロ・triggerを攻撃した?→NO
例えば、大学教授がプライベートで政権批判したとしてもその発言はその大学教授自身のモノであり、大学のモノではありません。
例えば、サラリーマンがプライベートで他社の商品を批判したとしてもその発言はそのサラリーマン自身のもので会社のモノではありません。
それと同じように、絢辻さんのプライベートでの発言は絢辻さん自身のものであり、職場であるNHKは関係ありません。